「定山渓で自然を満喫したいけれど、テント泊は少し不安…」という方に注目してほしいのが、札幌市定山渓自然の村のコテージです。
森に囲まれた環境でアウトドア気分を楽しみながら、トイレやシンク、暖房などを備えた施設で宿泊できます。
とはいえ、一般的なホテルとは設備や利用ルールが異なるため、初めて泊まるときは戸惑うかもしれません。
この記事では、定山渓自然の村のコテージの料金や設備、予約方法、持ち物、食事、冬の宿泊まで詳しく紹介します。家族でのお出かけや初めてのキャンプを計画している方は、ぜひ参考にしてください。
定山渓自然の村のコテージとは?料金・設備・魅力をチェック

札幌で「自然の中に泊まってみたい」と思ったとき、候補のひとつになるのが札幌市定山渓自然の村です。
コテージだけでなく、テントハウスやテントサイトもあり、自分のアウトドア経験に合わせて宿泊スタイルを選べます。まずは、コテージの基本情報から確認していきましょう。
定山渓自然の村は札幌で自然体験ができる施設
札幌市定山渓自然の村は、札幌市南区定山渓の豊平峡ダム下流にある自然体験型の野外教育施設です。子どもから大人まで自然に触れられ、家族や小グループで利用できます。
札幌という大都市にありながら、森の中で過ごせるのが大きな魅力です。
コテージ、テントハウス、テントサイトなどがあり、キャンプ経験に合わせて選択できます。
自然観察やアウトドア体験なども楽しめるため、単に泊まるだけではなく「自然の中で一日を過ごすこと」そのものを楽しみたい方に向いています。
施設は原則として通年利用できるため、夏のキャンプだけでなく、雪に囲まれた冬ならではのアウトドア体験も計画できる点も特徴です。
コテージは5名まで利用できる
定山渓自然の村には「野鳥の家サイト」と呼ばれるコテージがあります。
コテージは全10棟で、1棟の中にそれぞれ定員5名の部屋が2室ある構造です。
つまり、1棟を2グループで利用する場合もあります。
1室のみ予約すると、屋根やデッキのある共用スペースを別の利用者と共有する可能性があることは覚えておきましょう。
反対に、家族同士や友人グループなどで2室利用すれば、同じ建物を使いながら過ごしやすくなります。
なお、乳幼児も定員に含まれます。5名を超える場合は定員オーバーになるため、人数に合わせて必要な部屋数を予約してください。
コテージの宿泊料金と日帰り料金
公式サイトに掲載されているコテージの施設使用料は次のとおりです。
| 利用方法 | 使用単位 | 定員 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 宿泊 | 1室 | 5名 | 4,700円 |
| 日帰り | 1室 | 5名 | 1,600円 |
料金は「1人あたり」ではなく「1室あたり」です。
たとえば5名で1室に宿泊した場合、施設使用料だけで考えると1人あたり940円になります。
家族やグループで利用すると、かなり利用しやすい価格設定と感じる方も多いでしょう。
ただし、レンタル品などを利用する場合は別途費用が必要になることがあります。
料金は変更される可能性もあるため、予約時には公式サイトで最新情報を確認してください。
コテージに用意されている設備
「コテージならホテルのように何でもそろっているの?」と考える方もいるかもしれません。
定山渓自然の村のコテージは、あくまでアウトドアを楽しむための宿泊施設です。
その一方で、キャンプ初心者にはうれしい設備が用意されています。
公式情報では、コテージにはトイレやシンク、座卓、暖房、冷蔵庫などがあります。
簡易マットや毛布なども用意されています。
テント泊ではトイレや寒さが心配という方にとって、建物の中で眠れて基本的な設備を使える安心感は大きいでしょう。
ただし、ホテルや一般的な貸別荘と同じ感覚で行くのではなく、必要な持ち物を事前に確認しておくことが大切です。
暖房付きで冬の宿泊にも対応
北海道で冬のアウトドアに挑戦してみたいものの、「テント泊はさすがにハードルが高い」と感じる方は多いでしょう。
定山渓自然の村のコテージには暖房設備があり、施設自体も原則として通年利用できます。
そのため、冬ならではの自然を楽しみたい方にも選択肢になります。
雪に包まれた定山渓は、夏とはまったく違った雰囲気です。
家族で雪遊びをしたり、静かな冬の森を眺めたりと、北海道らしい時間を楽しめます。
ただし、屋外は厳しい寒さになるため、防寒着や冬用の靴、手袋、帽子などはしっかり準備しましょう。
コテージの特徴とテント泊との違い
定山渓自然の村には、コテージ以外にもテントハウスやテントサイトがあります。
「どれを選べばいいの?」と迷った場合は、アウトドア経験と求める快適性で考えてみると分かりやすいでしょう。
| 施設 | 定員 | 宿泊料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| コテージ | 5名/1室 | 4,700円 | トイレ・シンク・暖房などを備える |
| テントハウス | 7名/1棟 | 3,900円 | 常設型施設でアウトドア感を楽しみやすい |
| 普通テントサイト | 5名/1サイト | 500円 | 自分のテントを使ってキャンプ |
初めてキャンプをする家族なら、まずコテージから挑戦するのもよいでしょう。
逆にキャンプ用品を持っていて、より本格的なアウトドアを楽しみたい方ならテントサイトも魅力的です。
子連れやキャンプ初心者にも利用しやすい
小さな子どもを連れてキャンプへ行くと、「夜にトイレへ行けるかな」「寒くないかな」と心配になることがあります。
その点、定山渓自然の村のコテージは室内にトイレがあり、暖房も用意されています。
テント泊と比較すると、キャンプ初心者や子連れでも挑戦しやすい環境です。
また、自然の中で過ごすこと自体が子どもにとって新鮮な体験になるでしょう。
ホテルとは違い、食事の準備や片付けなどを家族で行う場面も増えます。
少し手間がかかるからこそ、それも含めて家族の思い出になりそうです。
定山渓自然の村のコテージで快適に過ごすためのポイント
コテージには便利な設備がありますが、ホテルとは勝手が異なります。
「現地に着いてから足りないものに気付いた」ということがないように、持ち物や食事の方法を確認しておきましょう。
特に調理と火気についてはルールがあるため、初めて利用する方は事前確認が大切です。
コテージ内の寝具と持ち物を確認しよう
コテージには簡易マットや毛布などが用意されていますが、ホテルのベッドや布団をイメージして準備なしで行くのはおすすめできません。
季節や自分のキャンプスタイルに合わせて、寝袋などを準備すると安心です。
そのほか、次のような物があると便利でしょう。
- 着替え
- タオル
- 洗面用品
- 防寒着
- 雨具
- 懐中電灯やランタン
- 食材と飲み物
- 調理に必要な道具
- 必要に応じて寝袋
自然の中では昼夜の気温差が大きくなることがあります。
特に春や秋は札幌市街地の感覚だけで服装を決めず、現地の天候を確認して準備してください。
食事やBBQを楽しむときの注意点
定山渓自然の村のコテージを利用するときに注意したいのが調理です。
コテージの室内は火気厳禁となっているため、室内で火を使った調理はできません。
調理をする場合は、コテージの土間スペースや野外炊事棟など、指定された場所を利用します。
「コテージだから室内のキッチンで料理できる」と思い込まないことがポイントです。
また、現地では食材を販売していません。
管理センターでは炭や軍手、ゴミ袋など一部のキャンプ用品が販売されていますが、食事に必要な食材は事前に準備しましょう。
定山渓温泉街にはコンビニエンスストアがありますが、公式案内ではスーパーはないとされています。
必要な食材は定山渓へ向かう前に買っておくと安心です。
焚き火をするときに守りたいルール
キャンプの夜に焚き火を楽しみたい方もいるでしょう。
定山渓自然の村では条件を守れば焚き火を楽しめます。
ただし、自由に落ちている枝を拾って燃やせるわけではありません。
施設でレンタルしている焚き火台、または持参した焚き火台を使用し、施設で販売している薪を利用するというルールがあります。
持参した薪や、周辺に落ちている木を拾って燃やすことはできません。
自然環境を守りながら安全に楽しむためのルールなので、現地スタッフの案内に従いましょう。なお、花火は手持ち花火を含めて禁止されています。
定山渓自然の村のコテージを予約する方法
「泊まってみたい」と思ったら、次は予約方法を確認しましょう。
定山渓自然の村は予約受付期間が決められており、コテージは電話で予約します。
特に週末や行楽シーズンを希望する場合は、予約開始日をあらかじめ確認しておくことが大切です。
コテージの予約開始日と受付方法
公式サイトでは、利用希望日の2か月前の同じ日から電話で予約受付を開始すると案内されています。
電話受付時間は9時から17時です。
ただし、予約受付開始日が土曜日・日曜日・祝日にあたる場合は、翌平日から受付開始となります。
また、予約受付開始日に1回の電話で予約できるコテージは4室まで、最大20名です。
人数の多いグループで利用する場合や、複数室を希望する場合は、このルールも確認しておきましょう。
予約制度は変更される可能性があるため、実際に予約するときは札幌市定山渓自然の村公式サイトの「ご利用方法」で最新情報を確認してください。
札幌市定山渓自然の村
住所:北海道札幌市南区定山渓
(豊平峡ダム下流国有林野)
予約・問い合わせ電話番号:011-598-3100
電話受付時間:9:00~17:00
チェックインとチェックアウトの時間
宿泊利用時間は13時から翌日12時までとなっており、
チェックアウト手続きは11時30分までに行う必要があります。
チェックイン受付は通常13時から17時です。
「観光してから行けばいい」と考えていると、到着が遅くなってしまう可能性があります。
定山渓周辺を観光する場合も、受付時間から逆算してスケジュールを組みましょう。
公式FAQでは、利用当日の17時までに予約申込が完了している場合に限り、20時まで受付できる場合があると案内されています。
遅れることが分かった時点で自己判断せず、施設へ確認するのが安心です。
定山渓自然の村のコテージへ行く前に知っておきたいこと
定山渓自然の村は一般的なホテルではなく、自然体験を目的とした施設です。
そのため、宿泊者自身が守るべきルールがあります。
食材の買い出しやゴミの処理、ペット、冬の雪対策など、「知らなかった」となりやすいポイントを出発前にチェックしておきましょう。
アクセスと食材の買い出しは事前に確認
定山渓自然の村は札幌市南区定山渓、豊平峡ダム下流の国有林野にあります。
公共交通機関を利用する場合、公式FAQで案内されている最寄りのバス停はじょうてつバス「豊平峡温泉」です。
豊平峡温泉から定山渓自然の村までは約2.5kmで、
徒歩約20〜30分と案内されています。
荷物が多いキャンプでは、この距離が負担になる可能性があります。
特に子連れや冬季利用の場合は、アクセス方法をしっかり検討してください。
また、食材は現地で販売していません。定山渓温泉街にはコンビニがありますが、スーパーはないため、札幌市街地などで買い物を済ませてから向かうと安心です。
ゴミやペットなど施設利用のルール
自然の中にある施設だからこそ、利用者が守るべきルールがあります。
まず覚えておきたいのが、利用時に出たゴミはすべて持ち帰ることです。
食材を購入するときから、持ち帰るゴミの量を考えておくと片付けが楽になります。
また、ペット同伴での利用はできません。
そのほかにも、
- コテージ室内で火を使わない
- 室内は禁煙
- 花火をしない
- 定員を超えて利用しない
- ゴミを持ち帰る
といった基本ルールがあります。
せっかくの自然環境を守るためにも、「キャンプ場だから自由」と考えず、施設のルールを確認して利用しましょう。
冬のコテージ泊は服装と雪対策が重要
定山渓自然の村は冬にも利用できます。
真っ白な雪に囲まれた森で過ごす時間は北海道ならではですが、冬の自然を甘く見ないことも重要です。
公式サイトでは、一晩で積雪が40cmを超える場合があると案内されています。
また、宿泊施設前に雪が積もった場合には、利用者自身が除雪に協力することもあります。
冬に宿泊するなら、防寒性の高いアウターだけでなく、
- 防水性のある冬靴
- 厚手の靴下
- 手袋
- 帽子
- 重ね着できる服
- 雪遊び後の着替え
などを準備すると安心です。
コテージに暖房があるからと油断せず、屋外活動に対応できる服装で出かけましょう。
定山渓自然の村のコテージがおすすめなのはこんな人
定山渓自然の村のコテージは、ホテルの快適さだけを求める人よりも、「自然の中で過ごしてみたい」「家族でアウトドアに挑戦したい」という人に向いています。
最後に、特におすすめしたい利用者を3つのタイプに分けて紹介します。
子連れで自然体験を楽しみたい家族
子どもにキャンプを経験させたいと思っても、いきなりテント泊から始めるのは不安という家庭も多いでしょう。
そんなとき、建物内で眠れるコテージならキャンプへのハードルを下げられます。
室内にトイレがあり、暖房も用意されているため、特に小さな子どもがいる家庭には安心材料になります。
一方で、食事の準備をしたり、自然の音を聞いたり、外で過ごしたりするアウトドアらしさはしっかり味わえます。
「ホテル旅行とは少し違う体験を子どもにさせたい」という家族にとって、定山渓自然の村は検討しやすい施設です。
テント泊に不安があるキャンプ初心者
キャンプに興味はあるものの、「テントを設営できるか分からない」「夜の寒さが心配」という方にもコテージは向いています。
コテージなら自分でテントを設営する必要がありません。雨や風への不安もテントより少なく、初めてのアウトドアに挑戦しやすいでしょう。
まずはコテージで野外調理や焚き火などを経験し、慣れてきたらテントハウス、さらにテントサイトへ挑戦するのも楽しみ方のひとつです。
無理に本格キャンプから始めなくても大丈夫です。自分たちが楽しめるレベルから自然との距離を縮めていきましょう。
定山渓で一年を通してアウトドアを楽しみたい人
定山渓自然の村の魅力は、季節によってまったく異なる自然を楽しめることです。
春から夏は緑に囲まれ、秋には紅葉、冬には雪景色と、訪れる時期によって森の表情が変わります。
特にコテージには暖房があるため、「冬キャンプに興味はあるけれど、雪中テント泊はまだ怖い」という方にも挑戦しやすいでしょう。
同じ施設でも季節を変えて訪れると、違った発見があります。
まとめ
定山渓自然の村のコテージは、札幌にいながら豊かな自然の中でアウトドア体験を楽しめる宿泊施設です。
1室の定員は5名で、トイレやシンク、冷蔵庫、暖房などが備わっているため、テント泊に不安があるキャンプ初心者や子連れ家族にも利用しやすいでしょう。
一方、室内は火気厳禁で、食材の販売がないことや、ゴミを持ち帰る必要があることなど、一般的なホテルとは異なるルールがあります。
予約は原則として利用希望日の2か月前の同じ日から電話で受け付けています。
夏のキャンプはもちろん、紅葉や雪景色など季節ごとの魅力を味わえるのも定山渓ならでは。
利用前に公式サイトで最新の料金・予約状況・利用ルールを確認し、必要な持ち物を準備して、定山渓の自然をじっくり楽しんでみてください。
最初は夏、次は紅葉の季節、慣れてきたら冬と、家族で季節ごとの定山渓を楽しんでみるのもおすすめです。



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